日本人とクリスマス

12月の声を聞くようになると、クリスマスの
イルミネーションなどが街を飾るようになる。


仏教徒だからクリスマスは関係ない」


という人もいるが、日本では仏教徒もクリスマスに参加していい
ことになっている。
もともと仏教は紀元前450年ごろにインドで生まれ、中国、朝鮮半島
経由して入ってきた外国の宗教であって、それまでの日本には
八百万の神を奉る神道しかなかった。
そのため、岩や大木を神として奉った。いわゆる自然神だ。
そういう素地があったため、仏教もすんなり受け入れた。
日本人にはもともと多神教の精神性があったため、
仏教も1つの神としたわけだ(仏教は神を信仰する宗教ではない)。
だから、日本人は子供が生まれると神社に行き、
結婚するときは教会で式を挙げ、
死ぬと寺でお経ををあげてもらうのである。
それでOKなのだ。
だから、毎年クリスマスを祝って、
その1週間後に神社に初詣に行くこともなんら問題ない。


ところが、最近は別の問題があるという。
地域コミュニティが多国籍化してきたので、
地域の子供会などで「クリスマスパーティ」が安易にできなく
なってきたのだという。
イスラム圏の子供たちもいるからで、
こういうのは気をつけなければならない。
日本で外国人に「なぜ日本人はキリスト教徒でもないのに
クリスマスを祝うのか」と言われたら、
「日本人はお祭り騒ぎが好きだから」というのも結構だが、
「日本は多神教の国で、仏教も山の神様もキリストも
みんな受け入れられる、仲よしの国なのだ!」と説明すればいい。


それはさておき
イルミネーションもいいけど、冬の星空のほうが
断然きれいだと思います。