映画『チーム☆アメリカ』は下劣の極み

本当のタイトルは『チーム☆アメリカ ワールドポリス』なんですが、
まあ、よくぞここまで下劣に徹したなという出来栄え。
サンダーバード』のような人形劇で、大量破壊兵器を持つとする
テロ集団の野望を打ち砕くため、
「ワールドポリス」たる「チームアメリカ」が奮闘するという話。
下ネタ満載だし、ハリウッド俳優たちをおちょくっている。
でもね、バカバカしいのは好きだし、人形と特撮技術が
すごいので、おもしろいんですよ、これが!
一つ印象的だったことがある。挿入歌の中の歌詞にこんなものがあった。
「フリーダム(自由)はフリー(無料)じゃない。
ばかばかしいけれど、誰かがサービス料も払わなければならない。
自由にはサービス料が必要だ」
というもの。
これがアメリカ民主主義の真髄なんでしょうね。
「日本は自衛隊というサービス料を支払え」ということなのか。
この映画の制作者は、あまりメッセージ性を意識したとは
言わないでしょうけど、ちらほらそういうのが垣間見える。
ちなみに、恋人同士でこの映画を見るのは強く反対しておく。