いろいろ増額 

国民年金保険料が上がった。

月に460円である。

夫婦二人分だと月額×24か月分なので、年間1万1040年の増額。

これは地味に痛い。

あと、子育て支援金が健康保険料に上乗せされて、

これは1人1か月で500円なので、5人だと月に2500円。

年に3000万円の増額になる。

子どもが3人で児童手当や、都の018サポートなどがあるので

なんとかやっていけている状態。

収入が伸びていかないと数年先は厳しくなるだろう。

未来のための投資と考えて、ここは踏ん張るしかない。

映画「生きる Living」 

黒澤明監督の不朽の名作、「生きる」のリメイク作品。

黒澤版は2時間以上ある大作だが、

こちらは現代に即して100分に収められている。

それが原因か、主人公が子どもの遊び場をつくるまでの

奮闘がやや薄かった。

けれど、作り手が黒澤版を十分にリスペクトしている

内容で、それなりの感動はあった。

黒澤版もこの作品も役人が主人公という珍しい映画。

その仕事ぶりを皮肉にとらえたり、揶揄しているというのは

正しい批判ではないと思う。

長年仕事をしていると誰もが陥りがちな

虚無感との闘いがある。

この主人公の最初のうちは希望に燃えて仕事をしていたのだろう。

だが、そのうち自分は何が本当はしたかったのか

わからなくなってくる。

「生きるってなに? どういうこと?」

これを正面から問うてくるのが「生きる」という作品だ。

名作というのは、受け取り手個人にとってしかありえない。

この作品に縁があった人はとてもラッキーです。

若い外国人が本作をみたらどう思うか、聞いてみたい。

考えたり、想像したり 

普段からなんも考えてないんだなという人いますね。

頭がいいとか悪いとかの問題じゃなくて、

ちゃんと自分の頭で考えたり、想像したりしてみようって

いう人生に対するスタンスがない人は、

無用にイライラしたり、腹が立ったり、不安になったりして、

生きるのがしんどいと思う。

たとえばね、ラーメン店で「ネギ多めで」と注文した客が、

会計で100円増しで請求されて、

「俺はネギ増しとは言ってない、多めでといっただけ」

とかいう言い訳をしていたなんて、まさにそれ。

「ネギ多め」が無料で通ったら、ネギ増しを頼む人が

いなくなって経営圧迫されるよね。

ちょっと考えたらわかるはず。

「最近はタトゥしてる人も多いから、タトゥは

公衆浴場とかプールでOKにすべき」

という人がいるけど、和彫りとタトゥを見分けるのは

素人では難しいから一律NGにしてるんでしょ。

一瞬納得いかない対応に見えても、

相手の立場になって考えてみたら、理解できることは多いんですよ。

悩み苦しんだ時期 

私が30代のときに見た映画で印象に残っているものがある。

リトル・ミス・サンシャイン』というロードムービーで、

そこで登場人物がこういう。

 

 

プルーストは晩年になって言った。

『悩み苦しんだ時期こそが

自分らしさが形成された時期だった。

幸せな時期は学ぼうとしないから無駄だ』とさ」

 

 

マルセル・プルーストはフランスの作家。

代表作『失われた時を求めて』は世界的に有名な著作です。

私はまだ晩年になっていないが、中盤戦を過ごしていても

その通りだと思います。

なぜこのことで悩み苦しむのだろうと考えてみると、

自分のことがわかる。

自分はこういうのが嫌いで、こういうのが好きなのだ、

こういうのが得意で、こういうのが苦手なのだ

というのがわかる。

自分らしさが形成されるなら、うまくいかない時期は無駄ではない。

でも、それは逃げずに戦った場合だけ。

もがいて、あがいて、あちこちぶつかりながらでも、

なんとかやっていく。

それだけあれば、社会人になってもやっていける。

無念、4強で散る 

大学準硬式野球、関東大会が行われています。

わが帝京大は1-8、8回コールドで敗戦です。

中盤までは競った戦いをしていました。

しかし、相手の中央大は、スクイズ犠飛スクイズ

エラーで得点するという試合巧者ぶりを発揮。

わが方も1点返すのですが、それで精一杯。

外角一辺倒の投球を攻略できず、抑えられてしまいました。

中大とやったときの典型的な負け方。

4点までのロースコアの戦いに持ち込まないとなかなか勝てない。

わが方の戦いは悪くはなかったのですが、相手が強かった。

日曜日に3位決定戦がありますから、

切り替えてしっかり勝ち切ってほしいと思います。

依存症は病院へ 

大谷翔平さんに大変な災難が降りかかっているようだ。

通訳氏がギャンブルで借金をこさえて、

その穴埋めに大谷さんのお金を使ったという報道がなされている。

通訳氏はギャンブル依存症なのだと本人が言っているそう。

依存症にはギャンブルの他に、ドラッグ、酒、セックス、買い物などがある。

どれも依存症のレベルになると病院にかかって治療が必要になる。

依存症には、禁断症状が出たり、金銭を浪費するなどして、

日常生活に支障をきたすようなレベルになると、

病院で治療を受け、場合によっては入院する必要がある。

日常生活に支障が出るようになる前に依存症のチェックを受けるのも

病院でできると思うので、周囲の人にも勧めてみてほしい。

たった今、この場から 

アメリカのメジャーリーグベースボールMLB)は

20日に韓国で開幕を迎える。

春は始まりの季節、チャレンジの季節でもある。

大谷翔平、山本由伸を向こうに回して対峙するのは、ダルビッシュ有だ。

20歳までの彼はやんちゃな小僧そのものだったが、

20代前半から野球プロフェッサーとなった。

彼を変えたのが二十歳の夜だったという。

5点取ってもらったのにそのリードを全部吐き出すほど打ち込まれた。

宿舎のホテルに戻り、失意の中で彼は目を閉じ、想像する。

仕事もなく、お金もなく、食べるものもない40歳の自分をだ。

そこに神様が現れてこういう。

 

 

『おい、お前、20歳の時のことを覚えてるか? あの頃に戻りたいか?

 1回だけチャンスやる。

 その代わり、できること全部やらへんかったら、またここに戻すぞ』

(Number Webより)

 

瞼を開け、我に返ったダルビッシュは、そこからすべてを変えた。

栄養学とトレーニングについて学んだ。

必要とあらば専門家に頭を下げて聞くことも厭わない。

それからの活躍は周知のとおり。

このまま終わるのは嫌だ、20歳までは一瞬のようだった、

だったら40歳も一瞬だ、人生なんて儚い……

それなら今から本気で生きてみよう

そう、たった今、この場から。