仕事と育児の両立

3人目の懐妊が判明したという話をすると、
おじさんたちは、「えらいね。国に貢献している」と言ってくださる。
少子高齢化だから、3人もつくって大変だね、というニュアンスだ。
たぶん、国に貢献しようと思って子どもを
つくる人は本当にわずかな人数だろう。
私も国に貢献しようと思って子どもをつくっているわけではないので、
こう言われていると面食らう。
子どもをつくってわかったことだが、
子どもができたというだけでは、仕事上で何も配慮されないのだ。
だから、自分には小さい子どもがいて、仕事上で何か影響が出る
かもしれないことは、常日頃から上司と話しておいたほうがいい。
自分から口に出してはっきり言わないと、誰も考慮してくれない。
確かに日本ではそうしたことを言い出しにくい雰囲気はあるが、
日々の仕事をしっかりやっていれば言えると思う。
そして、上司や同僚に子どものいない人も多いので、
そういう人に「わかってもらう努力」を日ごろからすること。
わかってもらえなくても、落胆しないことだ。
自分だって、子どもがいないときは、
どんなに大変かわからなかったのだから。
社会も父親が育児をすることは、仕事をする上でもプラスがある
ことを踏まえて、「男性の育児参加」をもっと推進していい。