スポーツの力関係を比べるとき、
「10回戦って1回勝てるかどうか」なんて言い方をよくする。
そのときの流れによって勝敗がどっちに転ぶかわからない
ことはよくある。
今回の日本対アルゼンチン戦は、力関係としては
5回戦って1回勝てるぐらいだったと思う。
その1回をW杯で出すためには奇策が必要になる。
この2割の勝率を5割にもっていくには、
長い時間の積み重ねが必要だ。
それは育成という意味でもある。
大学でなく、高校卒業してすぐにリーグワンのチームに入ること、
そしてそこで出場機会を得ること、
リーグワンのレベルを上げることが必要になると思う。
大学時代にリーグワンのチームから出場できるとか、
リーグワン同士でレンタル移籍できるようにするとか、
今のトップカテゴリーを12から8ぐらいにして
接戦を増やすようにするとか、
やれることはいくらでもあるはず。
五郎丸さんが言っていたように、選手個人のがんばりでは
ここが限界。全方位的な強化策が求められる。