恥をかけ 

取材した人が選挙に出ることはよくある。

人となりが多少なりともわかっているので、

そういう人に投票することもある。

今回の参院選もそんな人に投票してみた。ところが、だ。

めでたく当選したのはいいのだが、その候補者はテレビなどの取材を

一切拒否するとのことで批判が出ている。

知識が不足しているから取り巻きがそのように仕向けたのだろう。

しかし、落ちた人ならともかく当選した人が取材を受けないというのは

いかがなものかと思う。

知識が不足しているなら、それはそれとして「これから勉強します」と

言えばいいし、大衆の面前で恥をかけばいい。

恥をかきたくないという思いがあればこそ、人は本気になって勉強する。

恥をかくのは悪いことではなく、それを糧にできるなら

経験したほうがいいことなのだ。

国政を担う覚悟があるならそれぐらいのことはできるはず。

これから政治家としての態度に注目しておこうと思う。