着火と発火を知ろう 

「火のないところに煙は立たず」

というが、

「火のないところにも火事は起こる」のである。

火の発生には、着火と発火の2つがある。

着火は火元があって、火がつくこと。

ライターでつけるの着火。

発火というのは、物がある温度に達すると火を生むことをいう。

オーストラリアやアメリカで山火事のニュースが

よく飛び込んでくるが、多くの場合、発火によるものだ。

木はある温度に達すると、火元がなくても火が出る。

木の種類によって発火する温度が違い、

オーストラリアに自生するユーカリの木はなんと40度で発火して

しまうというから驚きだ。

近年、問題になっているバッテリーや電池の液漏れによる火災も

液の化学反応による温度上昇で発火したもの。

着火と発火のことをわかっておかないと、

思わぬところから火が出ることになる。