特殊詐欺には「自分の情報を使う」 

特殊詐欺の話で思い出したが、最近は「だまされたフリ」で

犯人を検挙するケースが少しはあるようだ。

警察も「だまされたフリ」に協力してくれた人には

1万円の謝礼を出すらしい。

ところが、これも逆手に取ってくるのが詐欺団。

最初に警察をかたって「だまされたフリ」に協力してくれと

電話をかけておき、翌日に詐欺の電話をかける。

そして、「実際にお金を振り込まないと逮捕できない」といい、

お金を振り込ませるという手法だ。

これを防ぐには、かかってきた電話でなく、

自分で調べた電話番号で確認することだ。

相手のいう警察署の電話番号を自分で調べ、

その番号にかけて情報を引き出すのだ。

特殊詐欺はケースだけ学んでもダメ。

新しいケースがどんどん出てくるからだ。

どんな詐欺にも通用する対抗手段を持っておくこと。

それには2つある。

ひとつは「自分の情報を使う」だ。

自分で調べた電話番号などの情報を利用すること。

もうひとつは「相談する」だ。

相手は急がせるが、そこで深呼吸して誰かに相談する。

これでかなりの詐欺は防げるはずだ。