清酒のはじまり

現在の清酒はどうやってできたのかご存知だろうか。

鴻池という財閥がある。

今は物流事業を中核としたグループ会社を経営している。

この鴻池の中興の祖とされているのが、

新六さんという人で、この人は戦国時代の武将である

山中鹿之助の長男という話である。

この新六さんは武士の身分を捨てて、今の兵庫県伊丹市に移った。

その地域、鴻池から名を取ったらしい。

最初はどぶろくをつくっていたが、雇い人を叱責したところ、

その人が腹いせにかまどの灰をつくりかけの酒に投げたところ、

酒が透明になった。それが清酒の始まりである。

……というのだが、この話の真偽は定かではないらしい。

清酒が江戸で人気になって船で輸送した。

船を空で帰るのはもったいないからと、江戸から関西へ荷物を運んだ。

この輸送事業で大きくなって財閥を形成したとのこと。

清酒ができたエピソードとしては大変おもしろいのだが、

たぶん創作なのだろうなと思う。

どうやって清酒ができたのか、とても興味深い。