来年は明治維新150年

来年は、明治維新150周年になるらしい。
明治維新は、戊辰戦争西南戦争などもひっくるめると、
日本中が舞台になった出来事なので、いろいろなところで
イベントなどが催されるだろう。
明治維新は日本唯一の革命だというのだが、それは違う。
革命ではなく、革新だった。
革命とは、支配する側と支配される側がひっくり返ることをいう。
典型はフランス革命で、王様を殺して民が支配した。
支配される側だった国民が、自ら為政者となった。
明治維新は違う。
国民は相変わらず支配される側で、為政者が幕府から朝廷に
変わっただけのこと。
これが変わるのが太平洋戦争後だ。
立憲君主制によって形の上では天皇が為政者で、
戦後、民主主義となったことで、国民が為政者を自ら選ぶことになった。
つまり、日本はこれまで自ら革命を起こしたことはないのだ。
それがフランスやアメリカのように、自ら望んで自由を勝ち取ってきた
国との精神性の違いだ。
自由に対する捉え方が違うのだ。
来年は明治維新について書かれた本をいろいろ読んでみたいな。