部は嫌いだけど、やってるラグビーは好き

かつて大学ラグビーの対抗戦グループは、

総当たりのリーグ戦ではありませんでした。

ラグビーはそもそも対抗戦を重んじる競技だったため、

総当たり戦という概念が薄かったのです。

なので、そういうアマチュアリズムを重視するルーツ校である

慶應大学は、帝京大学とゲームをすることを拒否していた

時代がありました。

「新興校は対戦するに値しない」というのが、

その理由だったと、ものの本に書いてあります。

そういう権威主義みたいなのは、僕は一番嫌いなので、

慶應ラグビーは嫌いです。

思い切り大差で打ち負かしてほしいと思う。

その一方で、ひたむきにタックルし続け、最後まで決して諦めない

ラグビーに対する姿勢は、とても好きです。

見ていてとても清々しい。

慶應ラグビー部は嫌いだけど、

やっているラグビーはとっても好き。

こういう切り分けができない人が多いんじゃないか。

巨人は嫌いだけど、選手は好きとか、

韓国は嫌いだけど、韓国人は好きとか。

それでいいのにねって思う。

一個嫌いなことがあると全部嫌いになってしまう人は、

嫌いなことだらけで、人生がつまらなくなると思う。