見分けることはできない

11月、12月に計4冊刊行されます。
それぞれの著者や出版社の都合があり、
1年半とか2年近く、滞っていたものが順次出ていく。
溜まっていた宿便が出ていく感じで、すっきりだ。
収入的にもこれでラクになる。
フリーランスライターの場合、
仕事が形になって世に出ないとお金が入ってこない。
出版物が出版されないと、お金が入らない。
なので、とうの昔に終わった仕事も、
さまざまな事情で出版が先延ばしされていると、
それだけ収入も先延ばしされる。
編集プロダクションにいるときは、
毎月給料が振り込まれるわけだから、その心配はない。
へんな話、取引先が倒産しても、それは会社がかぶるので、
個人としては困ることはない。
かれども、フリーランスの場合、それも自分がかぶることになる。
回収できないお金が発生しないよう、
付き合う出版社や編集プロダクションを見わけないといけない
わけだが、そんなのは難しい。
大手としか仕事をしないと決めている人もいるが、
私は必要とされるところならどことでも仕事をしたいと思う。
やっぱりそうはいっても、お金だけじゃない部分があるからなあ。