短冊に願いを

よく行く近所のスーパーでは、
この時期、七夕の短冊を飾る笹を用意している。
子供の願いというのは、おもしろいものなので、
見かけると観察してみる。
いちばんツボだったのは、
「父のきゅうりょうが上がりますように」
というやつだ。
「父」と書いてあるのがいい。
ほかにも
「おかあさんがいつもやさしくなるように」
というのもあった。
たまにやさしいんだけどね、ということなんだね。
大人がふざけて書いたものもあるが、
ほとんどは子供のたわいないもの。
けれど、いまはどんどん現実的になってきていて、
昔の「20メートル泳げるように」とか
「なわとびの二重とびができるように」
というのには、なかなかお目にかかれなくなってきた。
これも時代だなあ。