草地に道をつくるようなもの

小1の次女に勉強をやるとどうなるか、次のように説明した。
たとえば、計算問題だ。
スタートは計算を始める時点、ゴールは答えを書き終わった時点だ。
スタートからゴールの間は、最初は草が生い茂った道のようなものだ。
草をかき分け、かき分け進むので、進むのに時間がかかる。
しかし、同じような問題を何度も通っていると、
そこに道ができてくる。
そこはもう草が生えなくなるので、草をかき分けることもなくなり、
短時間でスタートからゴールにたどり着くことができる。
最初に問題に取り組むときには、慣れていないので時間がかかる。
でも、同じような問題を何度も解くと、慣れていき、
答えを出す時間は短くなる。
つまり、時間がかかる=難しい、ということであり、
逆に、時間がかからない=簡単ということになる。
これは計算問題だけでなく、すべてに言える。
計算問題や漢字の書き取りをするだけでなく、
運動や音楽もそうだ。
脳の回路が、道筋を覚えていて、同じ動きがなんなくできるのは、
反復練習をしているからなのだ。
時間をかければ、難しいものも必ず理解できる。
それは、勉強がそれほどできるわけでなかった私が、
大学の先生たちの話を聴いて理解できるのだから、
誰でもできるはずだ。