ごった煮

子供たちが通う学校のおやじの会や、幼稚園の参観日のあとの
懇親会などで自己紹介するとき、
趣味を語ってくださいと言われて困惑する。
一応、ジョギングや家庭菜園を少しやったりしてはいるものの
趣味と言えるほどのめりこんではいない。
あとはスポーツ観戦ぐらいかな。
一番見ているのは野球(毎日やってるからね)、
次にラグビー、その次にサッカーだ。
人に語れるような趣味はないし、なくてもいいと思っている。
そもそも仕事で充実していれば、趣味なんぞいらない。
仕事が趣味で、趣味が仕事だ。
遊びが仕事で、仕事が遊びだ。
プライベートな時間が仕事の準備段階だし、
仕事の時間はプライベートの準備段階だ。
時間は仕事とプライベートときっちり分けるけど、
プライベートの時間でも常に仕事のことを考えている。
仕事の時間にもいかに遊ぶかを考えている。
これはフリーランスになって、より顕著になった。
もともと公私なんていう隔たりなんて、
人間が考え出した観念に過ぎぬ。
全部一緒くたにして、ごった煮にしてしまう。
そしたら、意外といい味になるんじゃないか。