平泉記 前編

宮城県北部で打ち合わせ&取材があったので、
少し足を延ばして、平泉を見てきた。
平泉は言わずと知れた、世界遺産の街である。
奥州藤原氏三代(四代ともいう)が映画を極めた
100年で仏教文化が花開いた。
その遺産が状態よく保存されているというのが、
世界遺産に推された理由だ。
私は高校で日本史を選択していないので、
平安後期から鎌倉時代についても詳しくない。
社会人になって、原稿を書く上でいろいろと勉強して
きたというぐらいの知識量で、奥州藤原氏については
詳しいことはほとんど知らなかった。
今回は、中尊寺を中心としていろいろ見て回った。
平泉は、源義経にも縁の深い地である。
義経の居住地は京(京都)と平泉で31年の生涯のほとんどを占める。
「弟の悲哀」という意味では、少しの親近感を覚える。
藤原三代と義経に思いを馳せながら回る歴史散策は
なかなかの見ごたえだった。