小鳥の脳

元高級官僚の回想録なんかを読んでいると、
官僚ってのはこうなんだなということがわかって驚く。
政府がマスコミに資料として渡すものとして、
必ずダイジェスト版が出てくる。
官僚はそれを「小鳥の脳の彼らには、これぐらいでないと
読めないだろう」ということらしい。
情報の処理能力が違うんだよ、ってことらしい。
こういう意識だから、国民を完全になめきった政策を出してくる。
いま辞めさせることのできる公務員は、政治家と裁判官だけだけど、
こういう国民をなめきった公務員も辞めさせたいね。
彼らは「国民はバカだから、我々が逐一ルールをつくってあげないと
まともに生活できない」と思っている。
だから、放っといてくれというようなルールも多い。
自転車に関するルールとかね。
傘さし運転がダメとかね。
歩道じゃなく、車道を走れとかね。
傘さし運転が大丈夫かどうか、雨の降り方とか、スピードの具合とか
で判断して安全に走るよ。
歩道が狭けりゃ車道を走るし、歩道が狭くても交通量が少なく、
車道の交通量が多いときは歩道を走ったほうが安全なわけでしょ。
そういうのを、わけのわかんないルールつくるから、
考えなくなってよけい危険なのだ。
というふうに、「小鳥の脳」の私は思うんだけどね。