「漱石枕流」

子どもは「漱石枕流」なものである。
漱石枕流」とは、
「自分の誤りを認めずに、負け惜しみから
理屈の通らない言い逃れをすること」
である。
夏目漱石は、この言葉からペンネームを取ったという。
子どもとはいいつつ、私自身もそういうところがある。
とくに妻に何か間違いを指摘されたときがそうだ。
家事について「こうやってくれた?」と言われたときなども、
「やったよ」「本当に?」の問答のあと、
理屈の通らない言い訳をすることがある。
ずいぶん自分でも理屈が通らないことを言っているなと思う。
子どもでいえば、次女がこのタイプだ。
容量がよく、なんでもそつなくこなすが、
負けん気が強く、言い訳も多い。
私によく似ているなあとよく思う。