からしは何からできているか。
アブラナの種子からである。
というのを、４０歳になってはじめて知った。
４０代、６０代の人に聞いたら、誰も知らなかった。
辛いのが和からしで、辛みを和らげて他の香辛料で味付け
しているのが、洋からし、マスタードである。
アブラナは、からしがつくられるのでからし菜とも呼ばれる。
出たばかりの若葉は、食べることができる。
白菜のような感じだ。
アブラナはアブラナ科で、ハクサイが姿かっこうも似ている。
他にもアブラナ科の野菜はたくさんある。
カブ、カイワレ大根、カリフラワー、キャベツ、小松菜、大根など。
ハクサイから種を取っても、ハクサイはできない。
というのも、アブラナなどほかのアブラナ科の植物がたくさんある
ので、近縁種と交配してしまい、別の植物になってしまうからだ。
これを防ぐために、種子メーカーは他の植物と交配しないように、
無人島のようなところで栽培するらしい。
本当かどうかは知らないが。
ともあれからしがアブラナの種からできていると知ると、
また別の味わいがあるような気がする。
