誘導尋問

先日、次女が首の痛みを訴えて、幼稚園を早退した。
触ってみると、確かにしこりのようなものがある。
夕方、行きつけの小児科医を受診した。
リンパ節炎ということで、風邪のときになるそうだ。
薬をもらって帰ってきた。
次女はめったに病気をしないので、たまに病気になって
優しくされるのがうれしいらしく、2,3日経って、
「首、治った?」と聞くと、
「うん、いまなんか痛くなってきた」
という。どう見ても治っているのだが、病気の状態でいたのだ。
そこで、こう聞いてみた。
「でも治ってよかったね」
すると、
「うん」
だってさ。
「治ってんじゃねーか!」
と突っ込みを心で入れつつ、笑いをかみ殺した。
子どもは誘導尋問にはすぐにひっかかる。
前にも、「これをやったのはあなたでしょ?」と
問い詰めても口を割らないので、
「じゃあ、後でなら本当のこと言える?」というと、
それも、「うん」だ。
これが通用しなくなったとき、子どもの成長を感じるのかも。