東日本大震災4年

やはりどうしてもこのことを書かないわけにはいかない。
東日本大震災から4年が経った。
あれからもう4年かと思うと、本当に月日の経過は早い。
被災地ではまだ8万人が仮設住宅に暮らすという。
他に住むところをもてる人はすでに住んでいるのだろうから、
どこにも行き場のない人が仮設住宅に暮らしているのだろう。
この8万人に対して、すべて新築の住宅をプレゼントすることは
できないだろう。
もともと持っていた人に対してそこまで手厚く支援すると、
もともと持っていない人に対する支援とのギャップが大きくなるからだ。
いつまでも支援が手厚いと、その人自身の自立心をそぐ。
しかし、本当にまだ支援を必要としている人も当然ながらいる。
復興の難しさは、このバランスをどうとるかというところにある。
「復興が遅れている」という。確かに政府、行政の不手際はあるだろう。
でも、それと同時に自分は何をできるかという問いかけを
するべきとも思う。
何もできなくても、その問いを自分に投げかけることだと思っている。