「子どもは部活に入れるな」

体罰を受けた高校生が自殺した問題。
なんと数十発も生徒を殴りつけたという。
これはもう体罰超えた暴行で、傷害事件というしかない。
でも問題が顕在化したのは、自殺という事実だけ。
今後、教師の責任追及が行われることだろう。
この事件を受けて、別件で取材したある医学博士は
「子どもは学校の部活に入れるな。部活は指導経験のない教師が
肉体的なことを何も知らずに指導しているからけがをさせられる。
やらせるならスポーツクラブに入れなさい」
というのだ。
日本のスポーツで強いのは、体操とか水泳とか、クラブで指導のプロが
教えている競技だというのである。
確かにそのとおりだ。
私の高校時代も野球部は、英語や数学や社会の先生だった。
保健体育の先生ならまだよかったが、それは中学までだった。
思い返してみると、中学高校を通して技術的に教えてもらったことは
ほとんどなく、先輩から教えてもらうか、自分で盗むしかなかった。
子どもにはチームスポーツをやってほしいが、
こういうことがあると確かに部活に入れるリスクを考えてしまうなあ。