ノマドより会社が好き

ノマドという言葉を最近知った。
遊牧民」という意味で、会社の縛りを離れて自由に働く人
のことをいうらしい。
ノマドワークみたいな言い方で、カフェや図書館などで
仕事をする人をいう。
最近、こういう働き方をしている人は増えているんだって。
かくいうぼくも図書館で原稿を書いていたりする。
まだスマホを持っていないので、ネットに集中力を乱されることも
ないし、自分以外にかかってくる電話をとらなくてもいい。
でもやってみて思うのは、これが毎日だときついなということ。
たまにだったらいいけどね。
誰とも話さず、こもって仕事をするのは好きじゃない。
原稿を書くのは仕事の一部でしかなく、仲間と一緒にああでもない、
こうでもないといいながらつくりあげていく過程がたのしいのだ。
だから、ノマドより会社にいるほうが性に合っている。
自分がノマドをやると精神的におかしくなると思う。
「自由な働き方」という甘美な側面だけみると、ノマドは魅力的なのだが、
仕事には「生活の糧を得る」という別の重要な側面もある。
精神的、物理的、金銭的なバランスがとれるなら、
将来的にはできるかもしれないけれど、いまはまだいいかな。