あのころはムチャしたなあ。
徹夜でカラオケして、朝の５時半に立ち食いそば食べたあと、
吉野家の牛丼を食べた。２０代の半ばだった。
だいたいそういうときは３人で１人ぐらい、
「おい、２軒目はやめとけや」という人がいる。
私の役まわりは、「行こうぜ！」という言いだしっぺの人に、
「おお！ いいねえ！」とのっかっていくタイプである。
２２日は友人２人と計３人で、川崎駅周辺で飲んだ。
焼き鳥屋で飲んで食べて話したあと、
一蘭というラーメン屋でラーメンを食べた。
この店のことはいつか書く。
その後、「チカラめし」という、「焼き牛丼屋」で
「焼き牛丼」を食べたのである。
このときも「行こうぜ！」とい友人に悪乗りした私は、
「おい、冗談だろ」というもう一人の友人を置いて店に入った。
もう１人の友人もしぶしぶ席についた。
さすがに最後のひと口がどうしても入らず、
言いだしっぺの友人にお願いして食べてもらった。
「やめとこう」の友人は食べきっていた。
あのころのムチャを思い出した。
川崎という街は活気があった。
活気のある街を歩き、ムチャをしたが、
なんだかちょっと元気が出るような気がした。
