脳トレは、はじめから信用していなかったけど、
最近は脳トレで頭はよくならないというのが定説になりつつあるようです。
もちろん、脳トレを提唱した学者さんたちも頭がよくなるとははっきり
言ってないと思うのですが、メディアがいっせいに脳トレで頭がよくなる
とか、ボケ防止になるとか、天才児が育つとしてキャンペーンをうった
ものだから、一般的に脳トレで頭がよくなると思いこむ人が出てきた。
脳トレをすると、前頭葉の働きが活発になることはよく知られていて、
その前頭葉は記憶など人間の思考に重要な役割を果たすことから、
「脳トレ=頭がよくなる」となったわけだった。
でも、これは何もしないよりやったほうがいいぐらいのレベルであって、
劇的に頭がよくなるような考えは錯覚だ。
それより効果があるのは、歩くことだという。
もっとも大きな筋肉である太ももの筋肉を使うことで、
脳にも血液がよく通うようになるからだ。
脳トレゲームをやるより１０分歩いたほうがいいらしい。
そもそも脳がない生物はたくさんいて、生物の歴史からいっても
脳はかなり後になって出てきた臓器であるという。
脳がなくても動く動物は多い。
人間も動物である以上、動く物であるわけだから、
もっと体を動かしたほうがいいのでしょうね。
