隣人祭りとは?

隣人祭りというのをご存知ですか?
フランスのあるアパートの大家さんが始めた、
アパートに住む隣人たちが集まる会のことです。
このフランスのアパートの大家さんは、自分のアパートで
独居老人が孤独死したのをきっかけに、どうにかできないかと
隣人祭りを思いつきました。
同じアパートに住む人たちが、食べもの、
飲み物を持ち寄って、パーティを開くのです。
これがヨーロッパに広がり、日本にも団体ができました。
世界30か国以上で開かれ、800万人が参加するともいわれます。
ある国のあるマンションでは、この隣人祭りがあるおかげで、
築35年のマンションは新築マンションより人気らしいです。
ヨーロッパの国では多くが少子化で、子が訪ねてくる高齢者が
減ってきているのかもしれません。
遠くの親戚より近くの他人ってやつですね。
みな元気なときはプライバシーっていうんですが、
年をとったら世間体とかプライバシーではなく、
どうやったら助け合って生活できるのかを考えなければならない。
隣人祭りはつながりをつくる意味で、
とても示唆を与えてくれる活動だと思います。