自分が考えるほど・・・

疲れた心と体に、はい、1本。
名言サプリ 其の62


人間は、自分が考えるほど不幸でもないし、
それほど幸福でもない。

byラ・ロシュフコー


ラ・ロシュフコーは17世紀フランスの貴族であり、文学者。
「自分が考えるほど」というのがこの格言のミソ。
幸福か不幸かは、自分で感じることがすべてであって、
誰かに決められるようなものではない。
たぶん、この格言は不幸な人に向けられた慰めの言葉だったのだろう。
でも、「自分が考えるほど不幸ではない」だけだったら、
「お前にオレの何がわかる?!」と言われるので、
「幸福でもない」と続けたのだと思う。
私の解釈は、幸福というのは感じるものであって考えるものではない
というものだ。それを言いたかったんではないか。
頭で考えることは極端になりがちということではないか。
極端になっているときは、考えるのをやめる。
これに尽きる。