新しい視点

「ピンチはチャンス」


という言葉がビジネスの現場ではよく語られる。
ピンチに陥っている人を励ます意味もあるが、
それよりは言葉どおりの意味であることのほうが多い。
では、なぜ「ピンチはチャンス」なのか。
それは「別の視点を得られるから」である。
たとえば、不景気でモノが売れず、広告にお金をかけられないとする。
企業にとってはピンチだ。
だが、ここで「お金をかけない広告の手法はないか」
という視点を得られる。それも切実な意味でだ。
窮地に立たされているということは、それまでのやり方が
通用しなくなっていることを現実が教えてくれているのだ。
いま繁栄している会社は、時代に合わせて柔軟に変化してきた会社だ。
変化を嘆くのではなく、いま何が求められているのかを
率直に考えて、思い切って手を打ってきた会社だ。
いまはどこも苦しい。
でも、こういうときだからこそ思いつくアイデアだってあるはずなのだ。
「ピンチはチャンス」
自らにも言い聞かせている。