立場の違いを乗り越えて

いまはとても人付き合いが難しい時代だ。
同じような家族構成、同じような生活水準でないと
家族ぐるみの付き合いがしにくい。
子どもがいないことが不幸のように受け取られ、
まるで人間として欠陥があるように思われる
社会の雰囲気があるから、子どもがいる人が子どものいない人に
何をどのように言ったところで、聞き入れてもらえない。
これは家庭の経済状況でも同じで、
「それはお金があえるから言えることであって」
とすぐに言う人がいて、気まずくなったりする。
(うちはお金がなくてもそんなこといわないけど)
許容範囲が著しく狭く、ガラスのハートの持ち主が多すぎる。
何か心に傷を持っている人を癒せるのは、
結局、同じ境遇の人なのだよね。
それはそれで意味があることなんだけど、
立場の違いを乗り越えていかなければ、ダメだよね。
同じような経験をしていなければ共感できないような
そんなに器が狭いんじゃ、社会に寛容さなんてなくなる。
ねたみ、ひがみ、そねみ。
こういう感情に日々、水を与えて
育てることのないようにしたいものだ。