建設業から林業へ

小泉改革以来、公共工事が激減して建設業者の破綻が相次いでいる。
そこで林業へ進出する建設業者がぼちぼち出てきているという。
建設業者が農林業へ転向するのは理にかなっている。
農業の面では整地したりするのは建設業がお手のものだろうし、
木材のように重いものを扱うのもなれていると思う。
もちろん、ずっと林業を支えてきたような人たちは
「ちょっと景気が悪くなったからって・・・」と思う人もあろうが、
景気によって就業人口が変動するのは当たり前のこと。
食えるところに流れて行くのは当然だ。


農業や林業は、つい数年前まではなんとも思っていなかったが、
魅力的な産業だと思えるようになった。
これから儲かるという意味でもそうだし、技術の開発するのりしろが
多く残されているという意味でもそうだし、やりがいの意味でもそうだ。
衣食住が一番重要な産業だと思っている。
最終的には、これがなかったら死ぬのだから。
その次に医療や、警察・消防など安全にかかわる分野だ。
あるアンケートでは職業的にやりがい、充実感が高いのは、
電気、ガス、水道など社会インフラ関係に従事している人たちだ。
「われわれが人々の生活を守っている」と思っている。
仕事というものは、そういうことを思えることが大切だと思う。
その意味で、衣食住はとてもやりがいがある分野だ。
農業や林業はベースの部分を担っている。
たいへんな仕事をしているのだから感謝すべきなのだ。
私もこの歳になって、ようやくそういうことが
わかるようになってきました(笑)
自分の仕事も含め、将来的になんらかの面で貢献していきたいと思う。