同級生

今回の岡山への帰省は、他にもイベントが盛りだくさんでした。
まず23日の午前中は、高校時代の同級生がやっている
歯科クリニックへ。
同級生に歯を見られるというのは、ちょっと照れる。
「左上の奥の『親知らず』が痛いんだ」というと、
「抜いたほうがいい」とのこと。
午後は結婚式があるというのに、抜くことにした。
もちろん、麻酔ありで。
「痛くしないでね」と懇願すると、「うん、痛くはないよ」と。
最近の麻酔って痛くないんですね。
昔は太めの注射針をブスッとやられた記憶があるけど、
全然痛みはなく、ペンチらしきもので「親知らず」を抜くときも
まったくといっていいほど痛みはなかった。
いやー、上手! 感心した。
助手にも的確に指示を出しているし、たいしたもんだ。
岡山市内で歯医者をご用命の方は連絡を!)
結局、歯のクリーニングなどもやってもらい、3回分の治療を
一気にやってもらったから1時間近くかかったが、
すっきりして大変よかった。


午後は結婚式に出て、2、3次会に出て午前2時半過ぎに帰宅。
翌日は朝7時に起きて、津山の病院に祖母を見舞った。
昼食後、12時半から今度は大学時代の友人が部長を務める
高校野球部の練習試合を2時間半観戦。
3チームによる総当りの練習試合だったが、友人の彼は指導を
抜け出してきてくれ、グラウンドを見下ろしながら話をした。
するとそのとき、彼の教え子が前を通った。
突然、彼が烈火のごとく怒り出す。


「おめえなにしょんなら(お前は何をしているのだ?)
そこはベンチじゃろうが! なんで遠回りができんのなら!
横着をすな! 普通にせえ、普通に! &%#*Θ£&ё!・・・」


というような意味のことをいいながら生徒を叱った。
怒りのあまり、最後のほうは何を言っているか聞き取れなかった。
生徒のほうはめちゃくちゃにビビッて聞いている。
しっかり先生をやっている。
それはそうだ、彼が高校教師になってもう6、7年も経つのだ。
先生はこうでなくてはいけない。最近、優しい先生が多すぎる。


その後、午後3時過ぎに家に戻り、父親と一緒にサッカー観戦した。
数年前に完成した「桃太郎スタジアム」で、岡山のプロチームである
ファジアーノ岡山のゲームだった。
5日間で2つもゲームを見てしまったよ(観戦記は後日)。
その後、帰宅して両親と晩餐し、
兄とも一言、二言、言葉を交わすことができた。
そんなわけで怒濤の2日間を過ごしたわけだった。
それにしても・・・と思う。
同級生たちは立派にやっている。
歯科医師として開業したり、甲子園を目指して指導に明け暮れたり、
なかなか友だちが働いているシーンは見られないものなのに、
それぞれのポジションで勉強し、努力し、がんばっているのが見られた。
そういうのを見ると、自分を振り返る。
「自分はあれに近いことができているかな」と。


いろんなことを考え、感じ、思った2日間だった。
夜行バスで行かなかったら、こんなスケジュールは組めなかった。
何よりも安い。飛行機の3分の1の値段である。
おススメである。