ファジアーノ岡山、対草津戦を観る

20日の東京での試合に続いて24日もホーム戦を観戦に行きました!
結果から言いますと、0−3の完敗でした。
サッカーでは3−0というと、大敗の部類に入ります。
20日も同じ0−3の負けでしたが、今回のゲームのほうが
試合内容は悪かったように見えました。
はっきり言えば、怒りさえ感じましたね。
2戦連続の完敗なので、選手は全員、家に帰ってから泣くぐらい
悔しいと思います。
なぜ腹が立つかというと、単に負けたからではありません。
「走っていない」「できることをやっていない」から怒りを感じます。
「シュートがキーパーに取られた」
「抜かれてシュートを打たれた」
「シュートが取れなかった」
のはしかたありません。実力の問題だからです。
実力が足りないなら練習すればいいことです。
でも、「追いかけるべきボールを追いかけていない」
「フォローに走っていくべきところを走っていない」
のは実力とは関係ありません。誰でもできます。
「ああ、だめだ」「走ったっておいつけっこない」
そういうのに怒りを感じます。心の問題だからです。
良いプレーというのは結果だけじゃないと思いますよ。
「できることをちゃんとやる」っていうのも良いプレーですよ。
実力以前の問題と思えるプレーがいくつかありました。
これは明らかに反省材料でした。
「がんばった」だけではすまされないのがプロの世界だけど、
いまの段階ではがんばりが見えたらぼくは満足です。
20日は負けたけど、いいゲームでした。がんばっていました。
そうでなければ次も見に行こうなんて思いません。


本当の意味で応援する者は、勝ち負けに一喜一憂せず、
長い目で見ることが必要と思います。
そこで、やっぱり浦和レッズの話を思い出します。
浦和レッズはJリーグ発足時こそ弱小チームだったのですが、
年々着実に順位を上げていきました。
しかし、1999年に2部リーグに降格。
翌年は主力がほとんど残り、1年で1部に復帰しました。
そこから浦和レッズサポーターは変わったといいます。
ひとつの勝ち負けで一喜一憂してもしょうがない、
より厳しい目でチームを叱咤激励しよう――となった。
一見、乱暴に見えるけど、浦和サポーターほど熱い人たちはいない。
なにしろ試合後にローカルテレビ局の番組で
3時間も討論するというのだから。
強いチームには必ず厳しいサポーターがいます。
過程を重視するから、勝っても大ブーイングの日もあります。
選手は気を抜けません。死ぬ気でがんばるしかない。
強くなるはずですよ。


ファジアーノ岡山浦和レッズになれると思ってもいませんし、
ならなくてもいいのだと思います。
ただ、郷土の誇りとして活発に活動していないとチームとして
存続する意味がありません。このことにサポーターが果たす役割は
実は意外と大きいんではないかと思うのです。
駆け出しサポーターとして、自分ができる範囲でこれからも
応援していこうと思っています。