外に敵があれば内は結束する

久しぶりに酔っ払いらしい酔っ払いを見た。
中川昭一財務相の失態、そして辞任劇。
もはや誰がやめようと誰も驚かないところにぼくは驚く。
民主党なんか何もやらなくても敵失で浮かび上がっている。
去年も一昨年も首相や大臣が辞めたのだが、
株が下がるだけでさしたる混乱はない。
ある意味、日本ってすごい。
G7だろうがG8だろうが、官僚が全部やってくれるから
大臣はお飾りとしてちょこなんと座ってメディア対応を
していればいいというシステムになっているのだろうか。
とはいえ、国内で意見が割れたりしているうちはまだ大丈夫。
本当に大変になったら、国を挙げてどうにかしようとするから。
米国を見てみると、すごいですよ。
共和党のマケインなんか、負けたらさっさと「オバマ氏に協力する」と
いっている。それほど危機的状況なのだ。
外に敵があれば内は結束する。
大政翼賛会という歴史もある。
たぶん、異星人が地球を侵略しようとしたら、地球上のすべての
戦争は終結するだろう。中で戦争している場合ではないからだ。
そう考えると、日本が国内でごちゃごちゃやったり、
海外で酒飲んでクダまいているうちは平和なのだ。
(大臣に当事者意識がない可能性はあるけどね)
自民党民主党が大連合を組むようになったら、
日本は本当にやばいと思ったほうがいい。
まだ大丈夫。そう思いたい。希望的観測だが。