人間は平等にできているか

能力には個人差がある。でも、人間は平等にできている。


このことを端的に言い表している本がありました。
そこではこういう意味のことが書いてあります。


子供には算数が得意な子とそうでない子がいる。
100点を取れる子もいれば、20点の子もいる。
これはまったく能力の差。能力には差があるのだと認めることが大切。
でも、20点の子も国語は80点を取るかもしれない。
楽器の演奏が上手かもしれないし、スポーツが上手かもしれない。
算数のコップには水が少ししか入っていないけれど、
国語にはたくさんコップが入っているかもしれない。
ピアノのコップや、サッカーのコップにたくさん水が
入っているかもしれない。
こういうコップが30万あるといわれている。
そして、この30万のコップの水に入っている水を各人で
比べてみると、だいたい一緒になる
だから、人間は平等にできている


個性とか能力とかを考えたときに、この話はとても端的にまとまっていて
わかりやすいなあと思いました。
そして、能力が足らない部分は時間をかけて補えばいい、
人生は長いとも言っています。
本当にそのとおりで、わかっていたようでわかっていなかったことが
目の前にはっきり見えてきた感じがして、
何かほっとしたような気分になりました。