怠慢を叱る

子どもには叱っていい分野のものと、
叱ってはいけない分野のものがある。
ヒットが打てないのを叱ってはいけないが、
1塁まで全力で走らないのは叱ったほうがいい。
ヒットが打てないのは、相手もあることだから、
相手のほうが力が上なら負けることもある。
けれど、どんなときでも1塁まで全力で走ることはできる。
学力の面でも同じ。
国語が得意な子もいれば、算数が得意な子もいる。
テストの点数でいい点が取れないこともある。
でも、ドリルや宿題をすることはできる。
つまり、
成績ではなく、怠慢を叱れ
能力ではなく、心の弱さを叱れ
ということだ。
できがよくないことも簡単にあきらめず、
できることをできるだけやってみる心を
育ててほしい。