原題は「クリック」
万能リモコンを手に入れた主人公（妻・二人の子持ち）は、
仕事と家族サービスの両立ができない悩みを、
「面倒なことはすべて早送り」することでやり過ごそうとする。
だが、この「面倒なことは早送り」が重大な結果を招く。
全体的に下ネタもりだくさんだが、けっこう笑える箇所も
たくさんあって、なかなかたのしめるコメディである。
最後にはちょっとホロッとさせる、うまいつくりだ。
過去と未来をいったりきたりする映画は、
「素晴らしき哉、人生！」や「天使のくれた時間」などがあるが、
これは明らかに「素晴らしき哉、人生！」へのオマージュである。
仕事に疲れて、妻とケンカしたときに見たいと思った。
それはそうと、「んんっ、これは！」と思ったのは、
主人公の上司を演じていた人。
デビット・ハッセルホフという。
この名前にピンときた人は、けっこういるはず。
そう、米人気TVシリーズ「ナイトライダー」のマイケルその人なのだ。
マイケルも歳とったなあという印象でしたが、
体格のよさと昔のハンサムという感じが出ててよかった。
