映画『天国から来たチャンピオン』に見る死後の世界

アメリカンフットボールの選手が、ケガから復帰しようとした矢先に
天使の手違いで死ぬことになり、交渉の結果、現世へ戻される
ことになるのだが、すでに肉体は灰に。
そこで寿命のつきた人の体を借りて、スーパーボウルという
アメフットの最高峰の試合を目指すというお話。
これけっこうたのしめる映画です。(以下、ネタバレがあります)
興味深かったのは主人公が死んだときの状況です。
死んだ人が中継駅に行き、天国に行くための列に並びます。
で、どうやって天国に行くかと言うと、
ジャンボジェット機なんです。
うーむ、さすがアメリカ。ボーイングと書いてなかったけどね。
ブコメディーなんですけど、最後は切なかったりする。
この主人公やりたい放題で、いかにもご都合主義的だし、
他の人の死があまりにも軽い感じがする。
でも、主人公のはつらつさというか、屈託のなさがかわいい。
途中、大富豪になるんだけど、執事にも「やあ! 元気かい!」
なんて軽口を叩いて、屋敷中を駆け足で移動する。
いかにもスポーツマンという感じです。
ストーリーに意外性もあるので、たまにはこういうのも
いいなあと思った映画でした。