子どもは消費者ではない

最近、モンスターペアレントという言葉をたびたび耳にする。
学校に多大な要求をつきつけ、クレームをしてくる親のことだ。
「最近の親は教師より高学歴な場合もあり、尊敬していない。
それどころか、消費者とサービス提供者という、市場原理でしか
学校を捉えられていない」と指摘した教育評論家がいたが、
そうなんだろうなという気がする。
街中に投棄されたゴミ、電車内の暴力、図書館本への落書きなど、
いろいろな面を総合して考えてみると、マナーが低下しているのは
間違いないし、誰も異論を挟めないところだろう。
先生がサービス提供者で、子どもが消費者というのは間違っている。
子どもが嫌がることも教師は指示しなければならない。
それが教育だったはずなのに、モンスターペアレント
教育という概念を忘れてしまっている。
「お金を出せば、何を言ってもいい」
「親(客)のいうことは聞くべきだ」
という姿勢でいいのだろうか。
こういう人が増えない人を願うばかりです。