映画『シン・シティ』

シン・シティ movie

アメコミ(アメリカン・コミックス)の映画化であるこの作品は、
全編ハードな殺戮劇が繰り広げられる。
あまりにも簡単に人が殺されていく様子は、
見ていてあまりいい気持ちがしない。
雰囲気的には一見ハードボイルドかと思うが、
こういうのをハードボイルドとは言わないだろう。
映像的には尖がった最先端的な雰囲気があって
かっこいいといえばかっこいいのだけど、
ストーリーがストーリーなので、とても手放しで
おもしろいと賞賛できない。
奇才クエンティン・タランティーノ氏が「ゲスト監督」という
ワケのわからないポジションで参加している。
俳優陣は豪華だが、どれも役不足に感じた。
やっぱり映画は「激しく、おもしろく」がよい。