手を貸すのはいつもおばさん

電車で急にバターンって倒れる人いますね。
混んでる電車だとごくたまにそういう人が出てきます。
先日も電車でドタっと音を立てて前のめりに倒れた人がいました。
年は20代半ばの男性。ぼくがホームで電車を待っていたとき、
やってきた電車の中でドアが開いたとたん車内で倒れたんです。
とっさに手を出して抱き起こしたのはおばさんでした。
ぼくも青白い顔の青年に「いったん降りたほうがいいよ」と
声をかけたのですが、青白い顔とうつろな目で
大丈夫かとの問いかけに頷くので、彼は席を譲ってもらって
次の停車駅まで座っていました。
前にも同じようなことがありましたが、
そのときに抱き起こしたのも50代の妙齢の方でした。
こういうときはすぐに抱き起こさないで、
倒れた状態で意識を確認したほうがいいと思うんですが、
それにしても、おじさんはどこ行ったんだ?と思う。
おじさんは見ているか、人を呼びに行くだけ。
どうしたんだ、おじさんよ。
席を譲るのもおばさんが多い。
日本のおじさんはどうなってしまったんだ。
それがちょっと悲しかった。