フロー状態に入るには 

仕事もスポーツも、趣味も、完全に集中している状態、

つまり夢中になっているときに

もっとも楽しく感じ、もっとも成果が上がる。

この夢中になっている状態をスポーツでは「ゾーンに入る」といい、

ビジネスではフロー状態という。

これはチクセントミハイ博士という人が研究して見出された理論で、

フロー状態に入るためには、いくつかのポイントがあるという。

それらを私なりに咀嚼すると、以下の4つに集約される。

 

 

1.目的が明確であること。

 どこに向かっていくがはっきりしていて、何をするか理解して

 いる状態であること。

2.どれくらいうまくいっているかがわかること。

 フィードバックがすぐに得られること。

3.挑戦レベルと能力レベルが釣り合っていること。

 易しすぎず、難しすぎない課題であること。

4.注意の散漫を避けること。

 集中できる環境を整えること。

 

 

そして、フローになると時間感覚がなくなり、気づいた何時間も経っていたということが起こる。他者のことや環境のことが気にならなくなる。

 

フロー状態に入るための条件としてもうひとつあげるとすれば、

「自分が本心からそれをやりたいと思っていること」があるかもしれない。

他人がいうからとか、お金や信頼、愛のためなどでなく、

自分が理由もなく、心からそれをやりたいと思っているかどうか。

これが揃えられたら、いいパフォーマンスができるに違いない。