ネットが誕生して以来、誹謗中傷が可視化されるようになった。
それを気にしてしまった人が命を絶ったりする。
ここでよくわかっておきたいのは、
SNSの誹謗中傷は、ごく一部の人が書いているということ。
国際大学グローバル・コミュニケーション・センター准教授の
山口真一先生の研究によれば、
「炎上」1件あたり、誹謗中傷の書き込みをしている人は、
ネットユーザーの0.0015%(7万人に19だという。
こういう人は負のエネルギーが高いからたくさん書き込みする。
すると、「ほとんどの人がそう考えている」と錯覚する。
これは誹謗中傷を受けた芸能人がほぼ口をそろえる。
7万人というと国立競技場の収容人員より多い。
7万人にひとりは圧倒的に少数派なのだ。
この声が大きく見えてしまう効果がネットにはある。
このことだけでも自ら命を絶つ人を相当減らせると思うのだが。