桑都・八王子の取り組み 

小3の長男が学校から蚕の幼虫を持ち帰ってきた。

長女、次女に続いて3年目だから、もう慣れたもので、

最初はギョッとしていた妻も「ああ、あれね」ぐらいの反応。

八王子市ではかつての桑都らしく、小学校で蚕に関する授業があり、

自分で蚕を育てて繭にするまで面倒を見る。

自宅周辺には桑の葉がたくさんあるため、

土日は持ち帰ってそれらの葉を与えて世話をする必要がある。

そして、5年生になると富岡製糸場に行ったり、

養蚕農家の人にゲストスピーカーとしてきてもらったりする。

八王子では他にも百人同心のことを学んで、

6年生のときに行く日光修学旅行の前フリにしている。

こういう取り組みは非常に大事だ。

他の地域でも自分たちの町の歴史を、小中学校の特別授業の時間などで

しっかり教えてほしいと思う。

先生が授業を用意するのが大変だったら、

ゲストスピーカーをじゃんじゃん呼んだほうがいい。

予算はそういうことに使うべき。

そうやって地元を知ることで、大学で外へ進学しても

また戻ってきて地域を活性化してくれるだろう。