「マスクをはずすことはもう無理なんではないか」
なんて声を聞く。
マスクによって口元を隠していた期間が長いと、
下着のように恥ずかしいという思いが出てくるからというのだ。
そうだろうか?
マスクを四六時中しなくてはいけなくなった2020年のはじめごろ、
みんな最初は苦痛だったはずだが、そのうち慣れた。
つけるのに慣れたのだから、外すのも慣れるはず。
しかも人生の中でマスクをしていない時間のほうが
圧倒的に長かったのだから、慣れるのは外すときのほうが早いはず。
人間のこの「慣れる」という能力は本当にすごいと思う。
慣れると、それまでは大変だと思っていたことが
ぜんぜんそうではなくなる。
適応力は誰にも備わっているすごい能力なのだ。
一方でこの「慣れる」能力は、「飽きる」に通じる。
飽きると退屈になる。難しいものだ。
話が逸れたが、要はマスクは取ったって大丈夫ってことだ。