スポーツ選手は政治について語るべき

「スポーツに政治を持ち込むな」

という人がいるのだが、どういう意味で言っているのか。

スポーツ選手は政治についてもっと語っていいと思う。

大坂なおみ選手が政治について語ったら、なぜか批難される。

おかしいだろうと思う。

政教分離は聞いたことがあるが、政スポ分離は聞いたことがない。

もう一度、政教分離についておさらい。

政教分離というのは、過去に為政者が特定の宗教を奨励したり、

弾圧したりしたから出てきた考えであって、その本質は

政治から宗教へのはたらきかけがNGなのであって、

その逆はまったく問題ない。

だから、宗教団体が政党をつくるのは問題がないし、

実際公明党とか海外にもあって、堂々と「なんとかキリスト教」と

名乗っているところもあるくらいなのだ。

政治→宗教がNGであり、宗教→政治はOK。

これと同じことがスポーツにもいえる。

政治がスポーツに介入するのはNG、だけどスポーツが政治に

介入するのはOK。(昔、スポーツ平和党なんてのがあったな)

なぜなら、スポーツは観客を含めた当事者たちの問題だが、

政治はあらゆる人の問題だからだ。

だからあらゆる人が政治に介入していいし、すべきだ。

利害関係の枠外にある人が特定のスポーツを奨励したり、

弾圧したりすると、フェアではないからね。

だから政治家は権力をもっている代わりに誰からも攻撃対象になる

役割の人たちなのだといえる。

逆に言えば、誰からも攻撃にさらされるかわりに権力をもっている。

権力だけもって「批判するな」は許されないのが政治家なのだ。