大学ラグビー選手権で優勝した天理大の監督、
小松節夫さんのことを書いた記事でひとつ印象に残ったのがある。
「ラグビーをおもしろいと思ってもらえる練習をやってきた」
まず、「思ってもらえる」「やってきた」というのがいい。
やらせる練習ではなく、やってもらおうという対等な姿勢。
自分も一緒にやっているという当事者意識もいい。
何より「ラグビーをおもしろいと思える練習」というのが
いいではないか。
おもしろいと思ったら自分から取り組む、
自分から取り組むときには集中力が高まる。
集中力が高まれば、技術の習得も早い。
おもしろいと思って、楽しんでいる選手は、上達が早い。
実際、11日のゲームで天理の選手たちは
ラグビーが心底楽しそうだった。
これぞコーチングの本質ですよ。
あらゆるスポーツの指導者たちは、こういう素晴らしいコーチの
手腕を学んで、子どもたちの指導に生かしてほしい。