「想定」と「信じてやり抜く」

何から書いたらいいのか。
ラグビーワールドカップ2015イングランド大会で、
やってくれた、日本代表が34−32で世界ランク3位の南アフリカ
堂々の勝利です!
試合終了の午前2時半ごろ、最後の逆転トライが決まった瞬間、
家人が飛び起きるほど絶叫してしまった。
そしてもうそのあとは号泣ですよ。
ゲーム終了後、2時間眠れませんでした。
私はこのゲームで2つのことを思いました。
それは、「想定」と「信じてやり抜くこと」でした。
「想定」というのは、日本代表が常にゲームを想定して
周到な準備を行っていたということ。
たとえば、日本で行われた強化試合でインゴールが極端に狭く設定されていた
のを見て、なんでかなーと思っていた。
今日の試合会場を見てわかった。今日のグランドもインゴールが狭かった。
「ああ、これだったか」と思った。
別の強化試合では、今日、笛を吹いたレフェリーを招待してゲームを行った。
事前にあらゆる状況をゲームに合わせて設定し、
練習してきたわけだった。
最後に勝てたのは、やっぱり「信じてやり抜くことができた」からだと思う。
勝てると自分で信じるというのが、実は本当に難しい。
どこかで満足する自分が出てきてしまうんだよね。
そういう弱い自分を振り切って訓練しつづけたことは本当に尊敬に値する。
自分が信じないとその結果は絶対に得られないよね。
「信じてやり抜く」ことがいかに大切かを教えてもらった。
ラグビーの選手というのは、
持久力系と瞬発力系を同時に鍛えないといけない。
フィジカルとフィットネスという言葉でそれは語られる。
それに加えて体をぶつけあうから痛い。
しんどくて、苦しくて、痛い練習を4年間もやってきた。
私たちがこの勝利で泣けるのは、彼らのそうしたがんばりが
伝わってくるからだ。
次は中3日でスコットランド戦。
中3日のゲームは、これもすでに想定して練習されてきている。
彼らの「世界を驚かせる戦い」はまだ始まったばかりだ。