世界には税率の低い国に本社を置いて、
できるだけ税金を払わないようにしている国際企業がある。
GとかAPとAMとかいった企業だ。
個人においても相続税の少ない国に国籍を移している
富裕層がいたりする。
これを受けて、優秀な企業や個人を呼び込むために、
企業や富裕層の税率を下げろと主張する者がいる。
税率を下げてそういう人を呼び込むと、
その国の国力は下がるだろう。
なぜなら税を払うまいという人たちだらけの国になるからだ。
自分だけよければそれでよいという人たちが増えた国が
どんな末路を辿るかは想像できる。
自分の国だけよければよいということになり、
国際紛争が絶えなくなり、戦争を起こして破滅するだろう。
税金を払おうとしない者は、出て行ってくれてかまわない。
そういう人はこの国のためにならないからね。
自分さえよければいいという考えは、短期的に得をすることがあっても
長期的には自分を破滅させるはずだ。