リスクとかいかがなものか

最近、「長生きリスク」という言葉が出てきている。
長生きするのはリスクだ、というのである。
長生きすると、老後の資金が底を突くとか、
寝たきりになったときに医療、介護費用が高くつくから、
最終的にお金がなくなって無残な最期をとげるのではないか
と考えてしまうのだと思う。
何かもういまの社会は矛盾していますね。
長生きするのが目的で医療とか、食事とか、休養とか、
運動とか、その他いろいろなことに努力してきたのが
これまでの社会だったんじゃないんかい!って思う。
それを「リスク」とは何事か。
医者は怒っていると思いますよ。
まあ、もちろん「長生きリスク」というのは、
保険会社とかがね、自分とこの商品を売ろうとして
いっている方便だとは思うのですがね。
ともかく、日本の高齢者というのは、幸せに生きているように
見えないからこういう言葉が出てくるんでしょうね。
高齢者というのは、だいたい80歳以上のことでしょう。
人数が多くなると、リスペクトされなくなるんだね。
100歳なんてもうめずらしくもなんともないから。
高齢者を大事にしないことは自分が大事にされなくてもいい
ということですからね。
まあ、高齢者も若者を大事にしないからどっちもどっちか。