岡山弁の「どしゃげる」「めがす」

私が東京の大学生になったころだったか、
実家の岡山に帰省して、衝撃を受けた言葉が
「どしゃげる」である。
岡山にいると気づかないが、東京に出てくると、
岡山弁の特異さに気づくのだ。
「どしゃげる」は、「乗り上げる」ぐらいの意味だろうか。
用法としては、
「土手に車がどしゃげとんじゃあ(土手に車が乗りあげていたんだ)」
という感じ。
たぶん、この方言は岡山市内でもそうとう狭い範囲の言葉だと思う。
あと、他県の人が絶対にわからないのが、「めがす」だろう。
「壊す」の意だ。
「壊している」は、「めーどる」になる。
なので、
「土手に車を乗り上げて壊している」は、
「土手に車、どしゃげて、めーどるんじゃ」になる。
こういう方言は永遠に残っていってほしい。